はじめに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症の治療にあたり、最前線で立ち向かっていただいている医師や看護師など医療従事者の皆さまには、深く感謝申し上げます。
このコロナショックを皮切りに、この先の社会は大きく変化すると言われております。現状のWithコロナに対してできることはもとより、この状況から脱却した先の、「未来への運動」こそが青年会議所だからできることだと考えております。

では、この状況から脱却した先の、「未来の運動」とはどういった運動なのでしょうか。私が青年会議所の門を叩いて間もない頃、とある先輩にこの様な例えで教えてもらいました。「道路に落ちているゴミを拾う事は悪い事ではない。しかし、青年会議所の事業としては0点だ。青年会議所の運動は、その時にある問題を解決することも重要であるが、その問題の背景(道路にゴミが落ちている原因)を解決しなければならない。」どういう事かと言うと、人々の意識が変わらなければ根本的な問題解決にはならないという事です。

意識変化というと時間のかかる事だと思いますが、公益社団法人半田青年会議所の加藤理事長のアイデアである感染拡大を防ぐための啓発グラフィックを会社に掲示したり、取引先や青年会議所の先輩の会社にも掲示する様にお願いするなど、小さいながらも運動を発信しています。

今回のコロナショックでは、2011年東日本大震災の時に海外から称賛された日本人の『和の心』、すなわち利他の精神は忘れられ、マスクや消毒用アルコール等の買い占めや特定業種への嫌がらせが起きていました。最近では、様々な形で支援の輪が拡がっていることは素晴らしい事だと思います。しかし、私の友人が営んでいるライブハウスのドアに、下記の様な貼り紙がされていたようです。

また、飲食店を営んでいる友人は緊急事態宣言が出されていた時であっても、行政からの保証だけでは店のスタッフや、その店や会社自体を守っていくことが困難であったため、決められたルールの中で感染拡大防止策をし営業をしていました。しかし、その友人の店にも無言電話などの嫌がらせがあったようです。

「一日でも早く、コロナウィルスが収束してほしい。」と思っているのは皆同じです。テレワークを推奨されても、自宅ではなく、その現場でなければ仕事が出来ない人も大変多くいるという事。すなわち、仕事が出来ないという事が死活問題に直結する人が大変多くいるという事を理解していただきたい。世の中は全て繋がっていて、どこかを止めてしまえば連鎖的に全てに影響が表れるという事を。

 

感染の第二波、第三波が来るであろうと言われていますが、少し落ち着きを取り戻し光が見えてきた今だからこそ。冷静になり、日本人の美徳とされている『和の心』を持って、相手の立場や気持ちも理解し合える人が増えれば、もっと素晴らしい社会になるのではないでしょうか。